風 景

福 井


 越前岬灯台


   訪問日


 2016年 5月


詳 細


 福井県 越前町 越前岬の断崖上にある灯台です。
 2008年に耐震対策で立て替えられるまで、福井県内最大の第4等フレネルレンズが設置されていました。
 日本三大群生地のひとつで水仙が咲き乱れる事で有名な「越前岬水仙ランド」内にあります。

 構造は白色 コンクリート造、高さ16.27m、灯火標高131.46m、単閃白光 毎15秒に1閃光、
 光度は20万カンデラで光達距離は21海里 約38.9kmとなっています。

 1940年(昭和15年)3月 初点。当初から電化。
 1963年(昭和38年)5月 越前岬無線方位信号所(中波ビーコン)を開設。
 1973年(昭和48年)4月 無人化に合わせ航路標識事務所を統廃合。
 1997年(平成 9年)2月 光源を白熱球からメタルハライドに変更。
 2008年(平成20年)11月 耐震対策に伴い20m北東に建替え。
                   灯器をLB-M30型に変更し、水銀槽式回転機械を廃止撤去。
 2016年(平成28年)9月 船舶気象通報(通称:灯台放送)「えちぜん」局を廃止。

 灯台周辺は「越前岬水仙ランド」となっているので開けています。
 天気の良い日は水平線が丸く見えるほど見晴らしがいいです。
 また、水仙の時季には灯台と花が同時に眺める事が出来ます。


行き方


 敦賀市内から国道8号線を北上し、越前海岸を走る国道305号線に入ります。
 越前岬付近で「越前岬水仙ランド」の入り口があるのでそちらに入るとあります。
 裏口へは、手前の多摩川集落から山に向かって入ります。
 近くには「呼鳥門」と呼ばれる洞穴が国道305号線にあります。裏口側の旧道?からは遠望が見れます。






全景。
2008年に建てられた2代目です。








名称板の裏には初代についての説明があります。




灯台前には何故か2枚の名称板があります。
初代の前に立ててあった物を移設したのでしょうか。




こちらの裏は諸元表となっています。




初点記念額。
初代時に掲げられていた物とは別です。




横から。








初代は右奥(気象観測用の鉄塔横)に建っていました。
2代目は右側へ20m離れた所に建てられています。




手前の空き地には官舎などがありました。




気象観測用の鉄塔は、「灯台放送」の空中線も兼ねているようです。












塔頂部。




LB-M30型灯器。
照射範囲は全周となっています。




正門。
現在と反対側から上がって来ていたようです。




水仙ランドの園内道路より。












周囲が開けており見晴らしが良いです。
















灯台手前の斜面一面に水仙が植えられます。








水仙ランドの建物へ。
灯台についても展示があります。




入り口には航路標識の頭が。




初代で使われていたレンズなどが展示されています。








初代の時の資料なので現在となっています。




第4等フレネルレンズ。




大きい順で4番目ですが、近くで見ると結構な大きさです。




この機械の下に分銅を吊るして回転させていました。




水銀槽式回転機械。
内部を水銀で満たし浮かしたレンズを回転させる機械です。




戻って灯台の横へ。








高台へ上がって。
見渡す限り青い水平線が続きます。




水仙ランドの裏口。








海岸線ははるか眼下。




裏口はカーブの途中にあります。




目印のモニュメント。






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